リハビリテーション部のご紹介
【ご挨拶】
わが国は超高齢社会を迎え、病気や障害により今後益々、要医療・要介護の状態になる方の割合が増えることが予測され、それぞれの生活を見据えたリハビリテーションの必要性が高まっています。多種多様な病気や障害を抱えた生活期のリハビリテーションは、身体機能へのアプローチに加え、日常生活の活動を高め、家庭での役割や生きがいなどに対しても支援していくことが大切であり、患者様、利用者様にとって重要なものと考えます。
柴田病院リハビリテーション部では、「生活を支えるリハビリテーション」というスローガンを掲げ、これらを達成するため、患者様、利用者様の生活を第一に考え、それぞれの障害や生活環境に見合った適切なリハビリテーションを展開して行くリハビリテーション課と地域リハビリテーション課を擁しております。リハビリテーション課では、主に入院患者様に対して、科学的根拠に基づいた積極的な医学的リハビリテーションおよび病院内の生活を支える生活リハビリテーションを提供しています。地域リハビリテーション課では、ご家庭での生活における問題点を治療として解決していく通所リハビリテーションと実際に生活されている環境で問題点を解決していく訪問リハビリテーションを提供しています。
このように在宅復帰に向けたリハビリテーションや入院中の生活機能維持・向上のリハビリテーションに加え、退院後に提供するリハビリテーション機能も充実させ、入院から退院後の生活まで包括的に支援させていただきます。私たちが患者様、利用者様と関わるのは、長い人生のほんの一部分かもしれませんが、その時間を安心して心穏やかに過ごしていただきたいと願い、今後も一人一人に適したリハビリテーションを展開し、皆様の生活を支えて参ります。
リハビリテーション部 部長 長谷川 啓介
【スローガン】 生活を支えるリハビリテーション
私たちは、患者様、利用者様の生活を第一に考え、最も適切なリハビリテーションをご提案、ご提供いたします。
【スローガンを実現するための二つの柱と三つの機能と三つの安心】
私たちは、スローガンを実現するために、二つの柱の下に三つのリハビリテーションを展開し、その後の安心も提案します。
【二つの柱と三つの機能と三つの安心を実現する五つの部門と五つのルート】
【研究活動】
患者様、利用者様の障害を可能な限り改善し、そのことで日常生活をより良いものにするリハビリテーションは、日々発展しています。その発展には病院やご自宅におけるリハビリテーション活動だけでなく、研究活動が重要となります。それらの研究には、健康な人や患者様、利用者様を対象に行われる研究があり、これを「臨床研究」と言います。臨床研究は対象となる方々のご理解とご協力のもとに成り立っています。この臨床研究が、患者様や利用者様のリハビリテーションに還元され、よりよい治療効果をもたらす一助となります。また、患者様、利用者様に最先端で最高のリハビリテーションを提供するためには、最新の知識や技術の修得が必要です。
そのために私たちは、研究活動を通じて患者様、利用者様により良いリハビリテーションを提供するとともに、学会・研修会等に積極的に参加して日々研鑽し、患者様、利用者様のリハビリテーションに資する努力を怠りません。